がんを告知されたとき
もとい、がんなんだろうな、
間違いなくがんだなと思い始めてからとも言えますが
ああ、そうなんだな。
これしか思いませんでした。
もっと動揺するものなのかもしれませんが
本当に、ああそうなんだ。
ほっとけば死ぬんだなと、思いました。
治療は、もちろんするけれど
治療したところで、死ぬかもしれない病気にかかったのは事実。
それでも、そうなんだ。
それしか思わなかったのは
さかのぼること10年前
人生のどん底を経験し(個人の感想です)
病気になって死んじゃいたいと、
本気で毎日思っていたころがあったからです。
私には私の子どもがいまして、当時まだ高校生でした。
親が自ら命を絶ったりしたら
子どもが、どれだけ傷つくことでしょう。
それはかわいそうですが
病気になって死んでしまえば、(事故でも同じですが)
仕方ないと、いつかあきらめに変わるだろうと、思っていました。
そこから、紆余曲折あって、
夫と結婚して今は、とても幸せ、という人生なのですが
一度、人生を終えた感があり
放置すれば確実に死に至る病になった
という現実を、すんなりと受け止めました。
だから、私の動揺はゼロでした。