久下部羊さんの著書の話を続けます。
「虚栄」は、国家の大きな政策として
がん治療プロジェクトが立ち上がり
そこに集められた
外科手術
抗がん剤
放射線
免疫治療
この4科の医師たちが
巨額な予算を独占するバトルを繰り広げる
というような話です(また、ざっくりすぎますがw)
ここで学んだのは、4科それぞれのメリット、デメリット
そして、4科に共通するのが
がんの根治は望めない、という現代医学の現実でした。
そういう知識を仕入れてほどなく、自分のがんが発覚するわけですが
本を読んでおいてよかったですよ。
記事にした2冊のほかにも
がん患者が出てくる話をたくさん読んでいたので
乳がんは、リンパ節に転移している時点で
血流にのってがん細胞が体中をめぐってしまっていること。
よって、根治しないこと
これらを知っていましたので、自分の病状を聞かされたとき
細かい話は、特に医師に確認はしませんでした。
ただ、根治はしませんね?と聞いておきました。一応w
図書館で借りて読んだ本は、刊行してから年数がたっていますから
最新の医療事情の確認は、絶対に必要です。
まあ、この根治の件はもちろん、はい。と言われましたけど。
がんが、再発の危険がまったくない
根治する病気になったら、大ニュースになるはずですからね。
この、根治しないことを確認した話は転院先でのことです。
次回から、転院先の病院の話になります。