信頼できる医師に出会えたのだから
医師が提案する治療は、なんでも受けてみようと決めて
抗がん剤治療が始まりました。
その詳細は後述しますが、抗がん剤治療にはつきものの「副作用」が、すぐに表れました。
発熱や体の痛みが出て、横になっていたとき
このままずーと、寝ていたい…入院できたら楽だったのに…
と、考えながら、数日寝たり起きたりで過ごしました。
すると、買い物に行って帰ってくるだけで、とてもしんどくなったり
足がだるくなったりと、体が、特に足が明らかに弱ったことを実感しました。
ほんの数日、完全に寝たきりになっていたわけでもないのに、これか!と驚きました。
抗がん剤の治療は始まったばかり。
副作用で体力を削られる治療だと、よくわかったのですから
治療を受けられる体を維持することが、自分にできることであり
患者として必要なことだなと、考えるようになりました。
こう書くと、体力維持に励んでいるかのようですが、特別なことは、何もしていません。
横になりたいときは、横になるけれど
できる限り、今までしていた家事をすること。
掃除や洗濯、炊事、全部夫と2人分ですから、たいした作業量ではありません。
毎日買い物に歩いて行くこと。
これも、それまで続けていたことです。
主治医のH先生も、歩いていさえいれば、特別な運動はいらないと言ってくださいました。
歩く時間は、毎日40分~1時間ほどです。
歩数にすれば、6千歩~8千歩ですから
たいした運動量ではありませんが、今のところ体力的な衰えを感じずにすんでいます。