3か月に1度の歯科検診に行ってきました。
虫歯なしとの診断の後、クリーニングをしてもらって帰ってきました。
骨転移をしている人が処方される「ランマーク」には
顎骨壊死という聞くだけで恐ろしい副作用があります。
抜歯をしたり、重症の歯槽膿漏でなければ、ほぼ出ない副作用だそうですが
ランマークの皮下注射が開始になる前に、歯科検診に行くように勧められました。
すぐに行くのがよい患者なのでしょうが
ランマーク注射が開始になったときというのは、
抗がん剤の治療が開始となったときでもありました。
そこに至るまでのほぼ1か月は、検査がたて続き
検査するたびに悪い結果しか出てこない、という期間でした。
そこから、怒涛のように抗がん剤治療が始まったので
歯医者さんを探して予約をとって…などなどは
体力的にも気力的にも、とてもできませんでした。
抗がん剤治療が始まると、今度は、抗がん剤の副作用で
だるかったり、体が痛かったり、いろいろで
歯医者さんどころではありませんでした。
今、がんが発覚して歯科検診を勧められている方には
決して真似しないでいただきたいことですが
その当時の私には、がんの治療を受けるので精いっぱいで
虫歯はないはずだからと、自己診断を言い訳にして
余裕が出たら行こうと、先送りにしてしまいました。
結果的に歯医者さんに行ったのは、抗がん剤治療が始まって
半年も過ぎたころになってしまいました。
診察していただいた結果、
副作用は出ていなかったのでよかったのですが
歯医者さんの予約を取ったその日まで
頭の隅に、いつも「あごの骨がとけちゃったらどうしよう!」という
恐怖心は、ありました。