西郷輝彦さんの訃報に接し、最初に思ったのは
「75歳?まだ若いのに・・・」でした。
日本の平均寿命は、男女ともに80歳を超えているので
70代で亡くなるのは、早いなと感じます。
そんなことを思っていても、ふと我に返ると
そんなことを考えてられる身じゃないだろう!と思い直します。
がん告知をされたのが、55歳のときでした。
そのとき、5年生存率は70%で
10年生存率は50%だとも告げられました。
65歳まで生き延びられるかどうかが、五分五分です。
なんとしても、生き延びるほうの半分に入りたいと思っていますが
運よく入れたとしても、そこから、平均寿命までは
果てしなく長い道のりがあります。
女性の平均寿命=87.74歳ですから、ほぼ88歳。
88-65=23
なんと、10年生存率の門をくぐり抜けたあとも
まだ20年以上生き延びないと、平均寿命に達しません。
それを「長すぎる」「無理そう」などと
マイナスにとらえると、きりがありませんから
プラスなイメージをもちたいなと、思います。
医療は日進月歩ですから、これから先
今よりもっと素晴らしい薬や治療法が出てくることでしょう。
平均寿命までの30年ほどの期間を
なんとしても生き抜いて、医療の進歩を見届けたい!
がんが、死に至る病でなくなったという朗報を聞きたい!
そんなことを目標にしたほうが、楽しい人生になりますね。