がんになる前、というより抗がん剤治療を始める前と今では
食べ物の好みが微妙に変わりました。
もともとは、鶏肉が大好きでした。
煮る、焼く、揚げる、蒸す、茹でる・・・
どの料理法でも好きでしたが
今は、あまり食べなくなりました。
きらいになったわけでも、苦手になったわけでもなく
食べたあと、調子が悪くなるわけでもありません。
お肉そのものを食べたくなくなっていた時期がありましたが
それを過ぎて、なんでも元通り食べられるようになったとき
鶏肉は、あまり食べたい気持ちにならないことに驚きました。
ほかにも、前は好きだったはずなんですけど
ピザやウナギを食べたいと思うこともなくなりました。
今からちょうど、1年前ぐらいには
唐突にラム肉が食べたくなった時期がありました。
なんでラム肉??と、いぶかしく思い調べてみると
免疫力を上げる必須アミノ酸が豊富に含まれていることがわかり
なるほど、体がほしがっているのかな?と納得しました。
体は、必要なものをほしがるようにできているのかもしれません。
だとしたら、甘いものが食べたい~!という欲求も??
そうだったらいいのにな、と思いますが、きっとちがいますよね。
お酒をやめたことも影響しているかもしれません。
以前、人生最後の晩餐は何がいい?
という問いへの答えは、焼き鳥(手羽先)でしたが
今は、アイスクリームです。
昔、テニスプレイヤーのナブラチロワさんがアメリカに亡命してきて
アイスクリームを食べすぎて太ったと、聞いたことがあります。
おいしいですからねえ。
でも、悪魔の食べ物でもありますから、ガマンしています。
もういらない!というぐらい、食べてみたいものです。