今月は、定期の通院がありません。
やれやれと、ほっとするのは通院がたいへんだから、というわけではありません。
夫のお昼を考えなくてすむからです。
といっても、ここ2回ほどは自分でカップ麵を作って食べるようになっています。
以前は、お弁当を持って会社に行っていた夫ですが
コロナの影響でテレワークになってからは
昼食を作って電子レンジであたためればOK状態にしてから、出かけていました。
化学療法室で点滴治療を受けていたころは、今よりずっとしんどかったはずなんですが
今までしていたことは、できる限りちゃんとしたいと思っていて
頑張りすぎていたように思います。
造影剤を入れてのCT検査の日は、私は絶食なのに
夫の朝食を準備して、昼食も作り置きしていました。
体力が戻ってきて、元気になってきたころ
これって、一生続くんだよなあと、考え始め
無理するのはやめよう!と、思うようになりました。
それともうひとつ、夫があまりにも家事をしないので
この先、入院したり、自宅にいても寝ていることが多くなったりしたとき
この人どうするんだろう?と、心配する気持ちもあります。
やればできると、本人は言っています。
おそらく、そうなんだろうとは思いますが
作り置きをして病院に行っていたころ、当日の朝
電子レンジの使い方を「覚えたよね?」と聞くと、必ず
「どうするんだっけ?」と聞き返されていました。
本当に覚えていないわけじゃないと思うんですよね。
だって、赤い大きな「あたためキー」を押すだけですから。
それが覚えられないはずは、ありません。
自分であっためて食べることが不本意すぎるので、
しっかり覚えていないふりをしていたんだろうと思われます。
夫は、まさに「ザ・昭和の男」で、「家事は女の仕事」と、明言しています。
だからって、暴君なわけではありませんし、働いて稼いでくれているのですから
特に問題を感じたことは、ありません。
それでも、病院通いは永遠に続き、どんどん歳をとっていくわけですから
夫の意識改革が必要かもしれないなあと、思うようになってきました。
そうしないと、お互いにしんどくなる日が来てしまうと思うのです。
夫からすると、私の病気は「悪くならない」と思いたいようです。
そうであれば、何よりですが、こればかりはわかりませんから
やはり、少しずつ準備していったほうがよさそうに思っています。
この話、次回に続きます。