もう何十年も会っていない、幼なじみの消息が耳に入りました。
私と同い年で、幼稚園にいっしょに通いました。
最後に会ったのは、たぶん高校1年生ときです。
母親どうしが仲がよかった関係で、幼なじみになったので
その後は、母親同士が会うことがあっても、子どもどうしは疎遠になりました。
その人の近況を聞いて驚いたのが、夫さんが亡くなっていた、ということです。
詳しいことはわからないのですが、病名は「がん」だったそうです。
初発がどこかにあり、転移したあとがあっという間だったと聞きました。
病状の進行状況は、人それぞれですし、初発がどこにできたものかもわかりません。
それでも、訃報に触れ、当時の友達を思い出してみると
もう、10年近く前に亡くなっている人もいます。
その人は、突然の心臓発作だったと聞いています。
5年ほど前に、膵臓がんで亡くなった人のことも思い出しました。
皆、成人してからは一度も会ったことがない人たちですが
その人たちは、皆、自分の親より先に旅立ちました。
私もひとごとでは、ありません。
四捨五入すれば、90歳の母が健在です。
考えていなかったわけではありませんが
夫を置いて逝くわけにはいかないと、思うのと同じぐらい、いえもっと強く
逆縁の親不孝をするわけにはいかないぞと、念じる必要性を感じました。
念じたところで、運命は神のみぞ知るところではありますが
心がけが、ちがってくるでしょうから、意識することは無駄ではないはずです。