がんを告知され、病院通いが始まったとき、世の中はコロナ禍で、大騒動でした。
社会の新しいルールが浸透し始めたころでもありました。
以来、波の強弱はあれど、ずーっと感染対策が行われていますので
当然、病院もずーっと感染対策仕様となっています。
総合病院なので、入院病棟もありますが
お見舞いには厳しい制限があるようです。
通院患者も、付き添いがいる人のほうがまれで
ほとんどの人が自分ひとりで来ています。
付き添いがいる人は、ほとんどが車椅子を使っています。
そのせいもあるでしょうし、コロナを気にして
たいしたことがないと病院に行かない人も増えたからでしょうか?
いつも、とっても病院がすいています。
すいているように見えるだけで、かなりの人が来ているとは思いますが
待合室がぎっしり!とか、受付に長蛇の列ということは、まずありません。
乳がんだけではなく、いろいろながん検診を先送りにする人も増えているそうで
症状が進んでから発見されることが多くなっているそうです。
私は、検診を受けたことがないまま乳がん患者になりました。
検診を受けていたのに!という患者さんも多いようですが
早期発見は、それだけ延命期間が長くなりますから
検診をビビらず受けに行ける世の中に戻るといいなと、思います。
もちろん、それだけじゃなくて、コロナ以前の日常に戻りたいですよね。
街中や電車内、飲食店などで大声で話す人が減ったのは大歓迎ですけどね。
考えてみると、私は主治医のマスクを外した顔って見たことがありません。
主治医から見た私も、常にマスクをしています。
こうなると、外すのが恥ずかしくなっちゃいます。
マスクがここまで定着すると、不思議な感覚になるものですね。