定期健診は、ありがたいことに今のところ、病状が安定しているため
毎回、穏やかな会話のみで終わります。
今の主治医の初診時は、がん告知、その後の検査結果はステージ4だったことの告知と
2回連続悪い結果を告げられましたから、最初はそれなりに緊迫感がありましたが
主治医の明るさに助けられました。
主治医は、とても明るい人です。
そして、物事をストレートにはっきりと言う人でもあります。
この先生なら、もうダメなときはダメときっちり伝えてくれるだろう、という安心感があります。
だから逆に、主治医が「治療をする」と言っているあいだは
まだ、大丈夫なんだという安心感が持てます。
今のところ、体に入れた抗がん剤は3種類です。
今はTS-1を服用していて、腫瘍マーカーの値は正常の範囲内にずっととどまっています。
でもいずれ、がん細胞に抗体ができてしまい
TSー1が効かなくなるときがきて、別の抗がん剤に変わるかもしれませんし
がんのタイプにもよりますが、使える抗がん剤がなくなったときが
ひとつの区切りになるだろうと考えています。
でも、治療は抗がん剤だけではありません。
これから、私の病状がどう変化していくのかは、まったくわかりませんが
そのときどき、主治医が立てる治療方針に従っていこうと決めています。