ひとつ前の記事「【乳がん】がん治療開始時の医療費」で
2年前の8月のことを書きながら、残している記録を見てみました。
もう1年以上(たぶん)、正常値にとどまっている腫瘍マーカーですが
最初は、どれぐらいだったんだろう?と改めて見てみました。
基準値上限が25.0のCE15-3が30.8でしたから、かなり高かったんだなと、今になって思います。
このころは、何を見せられても、吟味することなく「そうなんだ」ですませていました。
何をどう調べたところで、グッドニュースが見つかるはずもなかった時期ですから
数値の高さの深刻度を知らないほうが、心穏やかでいられるんじゃないかと思っていたこともありますし
そもそも、病院に行くことや薬の管理だけで精一杯だったともいえます。
一番最近の結果で、CE15-3は、9.6となっています。
CEAは、最初から基準値内の4.2でしたが、上限値が5.0ですから、こちらも高かったんですね。
今は、0.8とだいぶ低くなっています。
腫瘍マーカーの数字に一喜一憂しないほうがいい、というのが主治医の考えです。
だから、抗がん剤治療が始まったあと、しばらく数字に変化がなかったとき
「あてにならないところもあるから、気にしなくていい」と言われていました。
でも、数値がどんどん下がっていったときは「よかったね!!」と、言ってくれました。
矛盾はあっても、こういう声の掛け方をしてくれる主治医だから、前向きでいられます。
主治医の言葉かけによっては、悪いほうに、悪いほうに考えてしまうこともあるでしょう。
主治医が「もう、できることはない」とあきらめるまでは、私も絶対にあきらめないと、決めています。