読書が好きで、常に何かを読んでいます。
読みたいだけの本を買っていたら確実に破産しますので(笑)、図書館のヘビーユーザーです。
定期的に図書館に通って、好きな作家さんの本や読んでみたい本を手当たり次第に借りてきて読んでいます。
そんなふうに、この作家さんの本が好きだからというだけの理由で、まったく予備知識なしに読み始めた本がありました。
冒頭が女性のお葬式のシーンでした。
そこから、少し過去にさかのぼって話が始まるのですが、
数ページ読んだところで、弔われていた女性は乳がんで、余命1年と告知を受けて故郷に帰ってきた設定だとわかりました。
そういう小説だと知っていれば、なんでもないことですが、なんとなく読んでいたら突然「乳がん」が出てきて
さらに、それが原因で亡くなってしまう話か!と、ちょっとビビりました。
小説界において、登場人物を病死させる設定だと、その病は「がん」である確率は、かなり高いですね。
治療期間が長いせいか、限定付きでありながら、命の終わりまでの期間がある程度保てるので、お話が作りやすいのでしょう。
逆に、青天の霹靂、突然の不幸!という設定での病死は、心臓か脳の病気になります。
フィクションですから、作者にとって都合のよい病気がチョイスされるのですよね。
面白そうな小説ですが、この先を読もうかどうしようか、ちょっと迷っています。
というのは、その結果的に亡くなる女性が、積極的治療を受けない選択をしている、という設定になってるんですよね。
そういう話に自分が共感できるのかどうか?
謎なので、考え中です。
ちなみに、その本とは「沖晴くんの涙を殺して」です。
作者の額賀澪さんは、「タスキメシ」がとても面白くて、好きになった作家さんです。
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