【乳がん】見守り合う社会

家から駅までの近道に、階段があります。

先日、その階段を上っていたとき、おばあさんが傘を杖がわりにして下りてきました。

かなり、足腰が弱っているようで、見るからに危なっかしい様子でした。

とはいえ、おんぶして下りてあげるほどの体力は、ありません。

手をとって、支えてあげようにも、私とて骨転移していますので、骨折に注意しなければいけない身体です。

いっしょに転げ落ちるわけにもいきませんから、何もできず

それでもせめて、ころんだりしたときは助けに行ったほうがいいかと、もどかしく思いつつもただ、見ていたんですが

後ろから「あのおばあさん、危ないよねえ」と、声が聞こえました。

振り返ると、階段を上り切ったところにあるマンションの管理人さんでした。

ほうきを持っていましたので、掃除の途中だったようです。

「危ないなあと、思うんだけど自分だってもう歳だから、何もできないんだよねえ。

 階段は危ないよって言っても、いつもこの階段下りていくからさあ

せめて、折りきるまでは見てるようにしてるんだよ」

と、私が思ったことと同じことを話してくれました。

見たところ、70代ぐらいのおじいさんでした。

手をとって、助けることはできずとも、見守ることだけでも、と思う人がいる社会。

情けは人のためならずと、言いますが、私もどこかで転んだり、階段から落ちたりすることもあるかもしれません。

そうなったとき、助けてもらうこともあるでしょう。

できないことは、たくさんありますが、できることもまた、たくさんあります。

そんなことを考えながら、おじいさんと二人でおばあさんが階段を下りきるまで、ずっと見守っていたところ

無事に下りられて、ほっとしました。

ギリギリchop

1964年生まれ 専業主婦です。 同居家族は4歳年上の夫。 多発性骨転移あり、ステージ4の乳がん治療中ですが、あつ森で楽しく遊ぶ毎日です。 あつ森の活動は、YouTube動画にもしています。 〈夢番地〉 メイン島=Bz島(とう) 4235-3076-8158  サブ島=あいのバクダン島(じま) 6602-5444-4994

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カテゴリー: 乳がん

作成者: ギリギリchop

1964年生まれ 専業主婦です。 同居家族は4歳年上の夫。 多発性骨転移あり、ステージ4の乳がん治療中ですが、あつ森で楽しく遊ぶ毎日です。 あつ森の活動は、YouTube動画にもしています。 〈夢番地〉 メイン島=Bz島(とう) 4235-3076-8158  サブ島=あいのバクダン島(じま) 6602-5444-4994

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