私の父は、69歳で亡くなりました。
肺がんでした。
70代がない人生は、あまりに短いと思ったものでしたが
自分が、乳がんになってしまいました。
あと少しで57歳というときに5年生存率が7割、10年生存率が5割と教えられて
とりあえず、5年の7割の中に入ることを目標にしようと思いました。
5年が叶い、さらに10年の壁も越えられたとしても、告知時点から数えると、まだ66歳なんですよね。
なんと、「あまりに早すぎる」と思った父に、ぜんぜん追いついていません。
そのことを改めて自覚して、珍しく「がんばらなくちゃね」と、思いました。
日頃、病気に対して「がんばる」という言い方は、あまり使いません。
病気になる前から、「がんばる」ことが嫌いでした。
ものぐさでめんどくさがりやなんですよね。
「がんばろう」と思っただけで萎えてきますし
「がんばってね」と言われると、
「がんばるか、がんばらないかは自分で決めるよ」
と、思っちゃうような、めんどくさい人間です。
だから、「闘病」という言い方も好きじゃありません。
でも、父の享年を越えることを目標にするなら
やはり、がんばる必要があるなあと、しみじみと感じました。
肩に力を入れるわけではなく、応援してくれている家族のために、
できることをできる範囲でがんばります。