月イチの通院で血液検査をした結果、腫瘍マーカーの値に変化はなく、病状は安定していました。
主治医から、TS-1を服用して、もう2年半になるので、いつまで続けるかを考える必要がある、という話が出ました。
抗がん剤については、人それぞれ考え方があるようですが、私は服用しているほうが安心できます。
病状が安定しているからこそなんですが、薬をやめたら悪化してしまうような気がしています。
そのことを伝えてみたところ、病状が安定しているのが、薬の効果なのかどうかは、わからないという説明を受けました。
なるほど、たしかにそうですよね。
人それぞれ治療の経過がちがいます。
何がどうなって腫瘍の増悪がとまっているのかは、正確にはわからないというのが、医学の現状なのでしょう。
もちろん主治医も、おおむね薬の効果だと考えているようですが、薬をやめてどうなるかは、誰にもわからないわけです。
とはいえ、今現在、私の体の状態として、副作用によって大きなダメージを受けているというわけではないので、すぐに休薬ということになるわけではなさそうです。
看過できないダメージが出てくるよりも先に、薬が効かなくなることもあるかもしれないし、など、ほかの仮定の話も出ました。
結局、経過を見ていくしかできることはなく、その都度、治療方針を考えていくことになります。
患者としての姿勢は最初から一貫していて、主治医の方針に従って、治療を受けるつもりです。
少し先にCT検査をすることが決まりました。
そこで何か変化があれば、そのときが転換期になるでしょうし、何も変化がなければ、もうしばらく今の治療が続きそうです。