ジムのお風呂で、乳房の様子から部分切除をしたと思われる方と会いました。
以前。片方の乳房を全切除した方に遭遇したこともありますが、隠す様子がないと、何やらほっとします。
結果的に、肉体の一部を失うことになりましたが、それを隠しつつ暮らすのは不自由でしょう。
私は、がんとわかったとき、すでに手術ができない状態でしたから、乳房を一部もしくは全部失う痛みはわかりません。
ですが、うれしいはずがない決断だったことは誰にでもわかります。
命あっての物種という言葉がありますが、生きていればあとはどうでもいい、というわけがありません。
でも、やはりだいじなのは生きのびることです。
天秤にかけるまでもなく、当たり前のことなんですけど、悲しみや苦しさがあったであろう決断を思うと、たいへんでしたねと、声をかけたくなります。
自分だってまだ、たいへんな渦中にいるから、おかしな感覚ですね。
もちろん、声をかけることはしませんが、どうしてもそんな気持ちになってしまいます。