さっさと行かなければいけないというのに
歯科検診を先延ばしにしていたのですが
ある日、右の顎に小さな違和感を覚えました。
痛みがあるわけではなく、うずいているわけでもなく。
でも、何かちょっとへん?という
言葉で表現するのが、とても難しいのですが
違和感があるのは、確かでした。
そうなると、怖くなるのが「顎骨壊死」です。
まさか、そんなことがあるはずない、と思いつつも
歯科検診を先延ばしにしていたわけですから
もし、副作用が出てしまっていても自業自得。
歯医者さんにも、がんの主治医にも
どうして、こんなになるまでほっておいたんですか!?
と聞かれてしまうだろうな。
ああ、どうしよう!!
などなど、おろおろしたのですが
とにかく、歯医者さんに行こう!行くしかない!と思い
家から飛び出して、一番近い歯医者さんに飛び込んで
一番早く診てもらえるのはいつですか!!!???と、
突撃アポ取りをしました。
ふつう、電話とかネットとかで予約をとるんでしょうけど
顎骨壊死が怖かったので、いてもたってもいられなかったのでした。
飛び込んだ歯医者さんで、翌日午前中の予約が取れて
ほっとして家に帰ってから、
歯科検診を先延ばしにしていたこと、叱られちゃうかな…
などと、くよくよと考えていました。
翌日、歯医者さんに行ってみると、叱られるなんてことは、まったくなく
ごく穏やかに、ていねいに診察をしていただけ
ああ、よかった!と胸をなでおろしたのでした。
われながら、ほんっとにバカみたいだと思います。
さっさと行っていれば、こんなに怖くなったり
くよくよしたりすることもなかったんですから。
最初に先延ばしにしてしまったから
体力的にも精神的にも、もう歯医者さんに通える状態になっても
「どうして、もっと早く来なかったんですか?」
これを聞かれそうで、足が遠のいてしまったのです。
いくつになっても、叱られるのっていやですね。