ジムに行くと、ゆっくりですが休まずにずーっと泳いでいます。
といっても、30分ちょっとですけどね。
運動の仕方は人それぞれなので、ちょこちょこ休憩しながら泳いでいる人もいます。
先日、休憩をはさみつつ泳いでいた初老の男性から
「いやあ、お元気ですねえ!」と、ほめられました。
こういうとき、「えぇ、まあ」となんとなく返事をしますが
内心では「がん患者ですけどね!」とつけたしています。
実際にそんなことを言えば、言われたほうは返事に困るでしょうから、言いませんけどね。
ステージ4のがんであると告知されて2年以上経ちました。
昔だったら、きっともっと病状が悪化して、深刻な事態になっていたことでしょう。
治療=薬のおかげで、なんら不便や不都合なく、日常生活を送れていますし
お酒をやめたり(抗がん剤治療が始まって飲めなくなりました)、運動を始めたり
食生活を見直したりと、以前より健康的な生活を送っています。
「がん」という病気が、放置すれば確実に悪くなり、死に至る病であることは変わっていませんが
多くのケースが「慢性疾患」といってよいものに変わっています。
医学の進歩にただ、感謝です。
いずれは症状が進むのでしょうけれど、治療を受けられることは
すなわち、延命治療が受けられるということですから、どんなときも悲観的にならないがん患者でいようと、思っています。