きのうの記事で、古村比呂さんの治療経過動画を転載させていただきました。
その中で、「フローズングローブ」というアイテムが紹介されていました。
タキセル系の抗がん剤の副作用に、手足のしびれがあって、それを予防するためのアイテムです。
袋の中に保冷剤が入っていて、着脱が簡単そうに見えました。
手足を冷やすと、しびれの症状が出にくくなるそうで、私もドセタキセルを投与していたとき
化学療法室の看護師さんたちが、アイスノンを幅広のバンドで手足に固定してくれました。
当時は、専用のアイテムがなかったのですが、今は便利なものが登場しているのですね。
バンドでしたから、ずれやすかったり、外したあともう一度固定するのが手間だったりと、使い勝手はあまりよくありませんでした。
でも、そうやって少しでも副作用が出ないように、とお世話をしていただけることがうれしくて、気になりませんでした。
でも、こうして便利な道具が出てきたことを知ると、次回はこれを使いたいものだと思います。
次回がないほうが良いのですが、あるかもしれませんからね。(笑)
お姑さんとお舅さんを順番に介護した方が、後になるほど介護用品が進化して助かった、と話していました。
ジャンルは違いますが、医療用品ですから、患者や医療従事者の声が反映されて、快適になっていくものなのでしょうね。
薬だけではなく、治療を受ける側が楽になるものが開発されていることを知ると、安心します。
今後、どんな治療を受けることになるかはわかりませんが、そのときどき、「これが今受けられる最善の治療なんだ」と、思えそうです。