【通院】医師から見た脱毛

先日の通院時、髪型の話から毛量が減った話になりました。

抗がん剤の副作用で、みごとな三蔵法師になったあと、服用が終わり、髪がまた生えてきました。

でも、量が以前の半分ぐらいしか戻ってきていません。

それは、まつ毛や眉毛も同じことで、体毛全体が薄くなっています。

特に気に病んでいるわけではなく、流れでそういう話をしただけだったんですが、主治医がちょっと沈んだ表情になってしまいました。

普段は、とても明るくて、軽妙な会話をしてくれているので、驚きました。

考えてみたら、私の主治医ですから、乳腺外科の専門医です。

診ている患者の多くが乳がんで、抗がん剤を服用して、脱毛の副作用を経験しているのですよね。

患者によると思いますが、脱毛を苦にした会話も多くなっていることでしょう。

さらに、乳がんですから、乳房切除という悲しい手術をした人も多くいます。

悪くならなければいいじゃないか。

命あっての物種。

そんな言い方をする医師ではありませんので、余計に苦慮しているのだなあと、感じました。

髪や乳房を失うこと=命にかかわることではありません。

でも、心の痛みや喪失感が大きなことですから、そこに医師が対峙するのは、たいへんですよね。

だって、どうしようもないんですものね。

髪をはやす薬も、乳房をよみがえらせる魔法もない以上、かける言葉に困ってしまうでしょう。

患者の心に寄り添ってくれない医師の話も見聞きします。

私の主治医は、患者の痛みを共有してくれる医師で、とてもありがたいことだと改めて感じました。

これからも信頼して、治療に励んでいこうと思います。

ギリギリchop

1964年生まれ 専業主婦です。 同居家族は4歳年上の夫。 多発性骨転移あり、ステージ4の乳がん治療中ですが、あつ森で楽しく遊ぶ毎日です。 あつ森の活動は、YouTube動画にもしています。 〈夢番地〉 メイン島=Bz島(とう) 4235-3076-8158  サブ島=あいのバクダン島(じま) 6602-5444-4994

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カテゴリー: 通院

作成者: ギリギリchop

1964年生まれ 専業主婦です。 同居家族は4歳年上の夫。 多発性骨転移あり、ステージ4の乳がん治療中ですが、あつ森で楽しく遊ぶ毎日です。 あつ森の活動は、YouTube動画にもしています。 〈夢番地〉 メイン島=Bz島(とう) 4235-3076-8158  サブ島=あいのバクダン島(じま) 6602-5444-4994

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