がんという病気になってから、あまり考えなくなったのが、先のことです。
「それまで生きてるかどうかわからない」という、悲観的なことを考えているわけではありませんが、やはり、思考にブレーキがかかるのは否めません。
それでもやはり、たまに、もしもこの先もっと歳をとったら・・と、考えることはあります。
具体的には、どこでどう暮らそうかな?というものです。
長生きしてほしいけれど、夫に先立たれたらとか、家の中のことがおっくうになる歳まで生きていたらとか、いわゆる「老後」というものをイメージすることが、たまにあります。
理想は、温泉が楽しめるような地方で、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)や、住宅型有料老人ホームに入りたいなと、思います。
介護が必要になったり、病状が不安定になれば別ですが、シーツの洗濯とか換気扇の掃除とか、家事がしんどくなってきたら、どこかに入居したいなあと思います。
そこに温泉があるといいので、どこか地方の温泉地で、そういうところを探したいなと思います。
高齢者が入居できる施設って、持病があっても入れるのかなとか、温泉地からの通院は、どうしようかなとか、あれこれただ、考えているだけです。
いろいろ考えても、まずは長生きして「老後」に突入することが目標になるんだなというところに落ち着きます。
延命治療を受けているのに、ずいぶんのんきなことを考えていますが、楽観的でいたほうが、人生は楽しいですよね。