姉から興味深い話を聞きました。
ホテルの清掃を仕事にしている人たちを2つのグループに分けて、片方のグループには、お風呂掃除は〇〇カロリーなどと、作業ごとの消費カロリーを告げ、もう片方には告げず、半年ほど経過観察をしたそうです。
すると半年後、消費カロリーを知って仕事をしていたグループの人々は、総じて体脂肪、内臓脂肪、体重が落ちていて、消費カロリーを知らなかったグループでは、そのような変動は一切見られなかったそうです。
2つのグループの作業量、作業時間はまったく同じでしたから、「これをすれば、やせる」と、思いつつ作業をすることが、脂肪燃焼に効果があったことが立証されたと、いう結果報告になったようです。
脳が意識をするかしないかで、同じ運動をしても、効果がちがってくるというのは、とてもおもしろいですね。
がん患者も、くよくよしている人よりも、楽天的な人のほうが生存率が長くなるというデータがあるそうです。
「病は気から」とは、むかしから言われていることですが、真理をついているのだと思うと、人類が連綿とつないできた営みって、尊いなと感じます。