世界保健機関(WHO)によると、「孤独が脂肪率に与える影響は、1日15本のタバコを吸う場合に匹敵する」そうです。
タバコの害とくらべると、孤独ってとても体に悪いんだなということが伝わってきます。
実際に、タバコを1日15本吸うと、どれぐらいの健康被害があるのかは、よく知りませんが。
データとしては、心疾患のリスクは、吸わない人に比べて、1日5本でも、1.5倍だそうです。
もちろん、発がんにも影響するタバコと並べられる「孤独」が、いかに健康に悪いかを考えると、私は恵まれているなと、改めて思います。
同居する夫がいますし、姉や息子、姪とも頻繁に交流していますし、母もまだ健在です。
その母が、毎朝の散歩を続けています。
目的地である公園に、地元のおじいさんやおばあさんが集まって、ほんのひととき、挨拶を交わしたり、他愛無いおしゃべりを楽しんだりしているようです。
父が亡くなってから、母は独り暮らしです。
当初は犬がいましたが、その犬も今はもういません。
娘である私が近所にいるとはいえ、毎日会いに行っているわけではありません。
歩くことにより運動ができますし、友達と会うことで、孤独を感じずにすんでいるのでしょう。
平均寿命を越えて長生きしている母に学ぶところは、社交的なところだなと、改めて思います。
家族だけではなく、友人、知人との交流も、生きるためには必要なんでしょうね。
人づきあいが苦手なので、なかなか真似できませんが、心にとめておこうと思います。