小林製薬の紅麹サプリで、腎疾患を発症する健康被害が出ています。
対象サプリのほか、他社に販売していた紅麹も自主回収が始まりました。
健康によかれと思って服用していたサプリで健康被害が出るのは、悔しいことでしょう。
私を含め、たいていの人々は薬学とは無縁に生きています。
どの薬にどんな効果があり、どんな副作用があるかは、効能書きに書かれていること以外わかりません。
がんになるまで、深く考えることなく売薬を使うこともありました。
咳止めだったり、鎮痛剤だったり、薬局で処方箋なしで買えるものを気軽に手に取っていました。
がんになって使った薬は抗がん剤で、劇薬ですから、主治医、薬剤師さんから、詳細な説明がありましたし、激烈な副作用も経験し、薬の持つ怖さを実感しました。
今回、小林製薬の説明では、紅麹に含まれる未知の成分による作用である可能性があるとされています。
今、私が服用しているものはサプリ(食品)ではなく医薬品です。
どちらであっても、未知の作用があってもおかしくありませんね。
無知なまま服用せざるをえない患者は、常に体調の変化に敏感でいないといけないなと、感じました。
被害にあわれた方々の回復を祈ります。