少し前のことですが、気になるニュースを読みました。
東海中央病院(岐阜県各務原市)は21日までに、同じ外科医によるがんの手術中、大量出血などで患者が死亡した3件の事案を医療事故と確認したと明らかにした。「高難度に分類される手術の実施は慎重に判断することが求められる」などとする再発防止策を公表し、国の医療事故調査制度に基づき、第三者機関「医療事故調査・支援センター」に報告した。 病院によると、手術は2016年2月、18年8月、22年2月に行われた。いずれも同じ男性外科医によるがん治療の手術で、男女3人が出血性ショックで亡くなった。外科医は昨年6月に退職した。
Yahoo!ニュースより
すでに「医療事故」とされているようですから、認定をめぐる争いはありませんが、ご遺族からしたらあまりに悔しい結果です。
少しでも長く生きるために手術を決断したはずなのに、そこで突然、人生が終わってしまった患者本人も、もちろんです。
医師といっても、ピンからキリまでがいることは、常識なのかもしれませんが、誰がピンで誰がキリなのか、素人にはわかりません。
名医の情報は、口コミが多いのでしょうけれど、それはあまりに根拠が薄い情報です。
人間の医師ではなく、むかし愛犬がお世話になった獣医師が言っていました。
「(動物の病気が)治れば名医、治らなければヤブ医者って言われる」
患者からすると、名医の根拠は自分が知る医療実績のみです。
雑誌「名医のいる病院2024」と、ウェブサイト「医療新聞DIGITAL」などでも調べることは可能なようですが、いかほどの信憑性があるのでしょうか。
そこから検証しないといけませんね。
患者も学ばないといけないと、常々感じていますが、医療の勉強は難しくても、情報収集は根気で成果があげられる分野ですから、怠らないほうがよさそうです。