月一度の通院を終えて、地下鉄に乗ろうと構内に入って行きました。
エスカレーターで地下に降りていくと、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた若いお母さんが、きょろきょろとあたりを見回していました。
エレベーターを探していることは、一目瞭然でしたが、あいにくエレベーターは、その周辺にはありません。
商業施設の中を歩いていけばエレベーターもありますが、ここに私がいるのですから、お手伝いしてあげれば、問題ないはず、と声をかけてみました。
地上に出るにしても、さらに下に降りて地下鉄に乗るにしても、エスカレーターを利用すればすぐですから、ベビーカーと荷物を運ぶことを申し出ました。
若いお母さんは、かなり恐縮してくれながら、赤ちゃんを素早く抱っこひもを使って抱っこして、ベビーカーは自分で持つと言い、手荷物だけお願いされました。
預かったバッグはずしりと重く、マザーズバッグって、あれこれ詰め込むから重かったよねと、懐かしい記憶がよみがえりました。
2階分、地下に降りて地下鉄の改札口で別れましたが、ほんの少しの時間でも赤ちゃんを育てるお母さんのお手伝いができて、幸せな気持ちになりました。
私は、たいへんな出不精で、めったに出かけませんが、病院へは毎月欠かさず通います。
出かける用事があればこそ、こういう貴重な機会がもらえるんだなと思うと、病院通いもありがたく思えます。
今月も、特に変わった様子がなかったので、平和な楽しい時間を楽しめる通院となり、ほっとしています。