あっというまに12月になりました。
大人になると1年が経つのが早く感じるのは、変化(新しく経験すること)がないからだと聞いたことがあります。
そう考えると、あっという間に1年終わるな~と、考えられる師走は幸せですね。
病状に変化があって、新しい薬をのみはじめたり、きつい治療が始まったりしていたら、「あっというま」とは、思わなかったのかもしれません。
でも、がんが発覚した年、1年を長く感じたかなあ?と思いかえしてみましたが、そのような記憶はありません。
そんなことを考える余裕がなかったのでしょうね。
乳がんに気づいたのが6月でした。
主治医に治療計画をゆだね、それに従って淡々と治療を受けているうちに下半期が終わりました。
変化や新しい経験がてんこ盛りすぎると、今度は記憶がどうかなってしまって、振り返るのが難しくなるのかもしれません。
そんなおめでた脳は、私だけが持っているのかもしれませんが、そのほうが精神衛生にはよさそうです。
楽しい記憶ではありませんから、克明に覚えている必要はありません。
きれいさっぱり何もかも忘れてしまうようでは、問題かもしれませんが、「こんなだったなー」程度に思いだせる程度がちょうどよいように感じます。
今年もあとわずか。
このまま穏やかに年を終えたいなと願っています。