がん告知を受けて、「あと、どれぐらい生きられますか?」と聞いたとき
ステージ4でしたが、生命維持に関与しない骨への転移だったせいか
5年生存率が70%、10年生存率が50%と、教えてもらいました。
もしかしたら、多少盛ってくれたのかな?とも思いますが、言葉どおり受け取って、
まずは、70%の中に入ろうと、自分でできる延命効果がありそうなことにチャレンジしています。
最近、この「生存率」という言い方って、あまり耳にやさしくないよねえと、思います。
中央値で出す数字なので、平均値ではないということもありますし
「生存」って言われると、遭難したみたい?と思っちゃいます。
それぐらい、日常生活からかけ離れた言葉ですよね。
がんという病気になることそのものが、非日常といえば、非日常かもしれませんが。
告知後、渡された治療方針が書かれた紙には「延命治療」とあって、そうか、生き延びるための治療を受けるんだなと、思いました。
そのときのことを思い出して、最近、〇年生き延びたというより、告知を受けた日を誕生日だと考えて、
1歳になった、2歳になった、あと少しで七五三だわ!とか、小学校入学が楽しみだわとか
そういう考え方をしたほうが、楽しいなと思うようになりました。
告知=死の宣告ではありませんが、そこで一度、人生をリセットしたつもりになって、生き直していると考えると気楽です。
学校が大嫌いでしたから、小学校入学が楽しみっていうのは、大ウソですが。(笑)
でも、楽観的に考えていたほうが、きっと前向きになれます。
がんサバイバーとはいえ、生き延びるために生きてるわけじゃなくて
日々、命があるから、ただ生きているだけですからね。