ジムでお風呂に入っていると、たまに「お肌がきれいね」とほめていただくことがあります。
ご挨拶がわりのお世辞だとわかっていても、うれしくなりますね。
プロテインを飲むようになって、髪や爪、肌の状態がとてもよくなりました。
抗がん剤の副作用で、脱毛がまだありますし、爪が割れやすくなりましたが、それらが気にならなくなってきています。
がんを告知され、抗がん剤治療が始まってから、体に劇的な変化が起こりました。
当時は、エビルピシン3か月~ドセタキセル3か月を投薬してもらっていまして、今服用しているTS-1とは、比べ物にならないほど激しい副作用でした。
わかりやすいところだと、脱毛で、エビルピシン投与時は落ち武者状態、ドセタキセル投与時は、みごとに三蔵法師状態になりました。
ドセタキセルでは、皮膚や爪の状態悪化が著しく、まさしくボロボロになりました。
がんも怖い病気だけど、抗がん剤という劇薬を体に入れることの過酷さを、身をもって体験しました。
副作用は、抗がん剤投与終了後も皮膚の色素沈着とか、爪が割れるとか、いろいろな形で長引きましたが、今はまったく気にならなくなっています。
色素沈着は、顔に出ていたので、鏡を見るたび「こ、これはすごい!」と、毎回びっくりしていました。
そんなにはっきり沈着していた色素も、3年近く経った今、ほとんど残っていないようです。
年相応のシミやそばかすは、仕方ないにしても、肌の再生力に感心します。
今、抗がん剤の副作用で色素沈着、脱毛など、見た目の変化に悲しい思いをしている方がいたら、どうぞ希望を忘れないでください。
ゆっくり、ゆっくりではありますが、生きていれば、肌の細胞は必ずターンオーバーを迎えて再生しますし、髪だって生えてきます。
プロテインなど、再生を促す食べ物もいろいろあって、私は、摂取することによる効果を実感しています。
治療による見た目の変化は、絶対に一過性です。
きっと、元の姿に戻れます。
元に戻るために、くじけずに治療を続けてください。