義兄から回してもらっている仕事を、日々こつこつと続けています。
時間にすれば、1時間とか2時間程度と短いのですが
している仕事が、いわゆる「昔取った杵柄」にあたるので
仕事中、不思議な気持ちになります。
抗がん剤治療が始まって半年ぐらいたったころ、
内職状態で細々と続けていた仕事を辞めました。
それ以来ですから、久しぶりなんですが
雇用主が義兄であること
さらには、私のお小遣いになればと、好意で回してくれているだけなので
厳しいノルマは一切なく、できるときにできる範囲で、という
夢のような条件の仕事ですから
かつてのように、泣きながら働くなんてことは、ありません。
昔と同じジャンルの仕事なので、いろんなことを思い出します。
そこには、ストレスまみれでやさぐれていた私がいます。
あのころに比べたら、今はなんと幸せなんだろうと思います。
そういう時代があったから、がんになったのかもしれませんが
がんになってもなお、今のほうがずっとずっと幸せです。
あのころの、しんどくてつらかったことを思い出すと
病気なんて、たいしたことじゃないよ。
抗がん剤の治療のしんどさなんて、どうってことないよ。
と、本気で思えます。
だから、やっぱり長生きしなくちゃと、思います。
せっかく幸せだなあと、毎日思えるようになったんですものね。