糖尿病の名前が変更されるそうです。
少し前のニュースで見て、気になっていたものの、詳しく調べるのが遅くなりました。
いろいろな記事を読んでみると、大きな変更理由は、以下の2つのようです。
- 病名が実態に合わない
- 糖尿病患者の病名に対する不快感や抵抗感
少し前の記事で、病気の話題はデリケートなので、慎重でありたいと思っていることを書きました。(【乳がん】病気の話題はデリケート)
糖尿病というと、「糖」が含まれていることもあり、糖分の摂りすぎ=不摂生といったイメージがつきやすいようです。
生活習慣病とされていますので、必ずしも間違いではありませんが、体質的な糖尿病もありますし、発病後は自己管理をしっかりしている患者さんも多いはずです。
不名誉なイメージを払拭するために、病名変更を望む患者さんが多いようなので、いわれない侮辱を受けることが多いのでしょうね。
「がん」という病名そのものにより、何か不利益をこうむった覚えはありませんが、「がん」という病気が与えるインパクトの強さは実感しています。
特にステージ4というと、せっぱつまった病状をイメージされやすいことも知っています。
病気になると、治療を受けるだけでかなりの労力を払うことになります。
偏見により、心を削られるのは困りますね。
そんなことに対処するエネルギーがもったいないし、実際問題、病気が悪くなってしまいそうです。
病名を明かさないといけない患者も多いでしょうから、病気に対する偏見や思い込みによる軽はずみな発言は、控えてもらえるとありがたいなと思います。