ジムに通うようになって、気づいたことがあります。
以前、骨折したところが、完全に元通りになっていなかったことです。
骨折したところは、左の肩で、手術したあとリハビリに半年以上通いました。
当時、すでに専業主婦だったので、理学療法士の先生が立ててくれた
リハビリスケジュールを完全にこなすことができて
働いていたら、こんなに頻繁に通えなかっただろうから
腕がしっかり上がらないままだったかもしれないなと
リハビリに通えたことに、喜びを感じていました。
ところが、腕を縦に回転させる動きをしてみて驚きました。
左腕は右腕と同じようにまっすぐ回すことができず
少しだけですが、外側に向いてしまうのです。
アスリートじゃありませんから、そんなこと、どうでもいいんですけど
なるほど、体って、そういうふうにできているんだなと、改めて気づいた次第です。
私は、がんが発覚したときすでに遠隔転移していましたので
手術なしで、治療が進められました。
ステージ4は根治が望めない以上、患者の体の負担になる手術はしないと説明されました。
乳房やリンパ節を除去する手術が体に与えるダメージは、さぞかし大きなことでしょう。
ちょうど、今読んでいる本の主人公が乳がんにかかり手術したあと
リンパ節を廓清したため、重いものを持たないようにと、医師から指示されるシーンもあり
なるほど、そうなんだなあと思いました。
体って、傷めたり病んだりしたら、すっかり元通りというわけにはいかないんですよね。
それでも、生活に支障が出ないよう、医療が助けてくれています。
医学は日進月歩ですから、今後も患者の負担を軽くする治療方法は
どんどん開発されていくのでしょう。
ありがたいことです。