免疫について、本をこつこつと読んで勉強を続けています。
いちばん最近読んだ本は、安保徹さんの著書
「カラー版 図解 病気にならない免疫生活のすすめ」です。
元気で長生き!病気をよせつけない心がまえと日常生活のコツがよくわかる。
「BOOK」データベースより
Q&A形式になっていて、クイズに答えながら、すいすい読み進められる本です。
安保徹さんの著書
「病気にならない免疫生活のすすめ」と「安保徹の免疫力を高める食」を
再構成、再編集して一冊にまとめたもののようです。
Q&Aの答えを見ると、「へえー」と思うことが、たくさんありました。
たとえば「風邪をひきにくい世代は?」というQがあり
Aの選択肢は0~20代、30代、40代、50代、60代があります。
どれだと思いますか?
私は、やはり若いほうがひきにくいんじゃないかな?と思ったんですけど
正解は、なんと!60代なんですよ。
人間の体の仕組みとして、「ナチュラルキラー細胞」や「胸腺外分化T細胞」は、年齢とともに増加するそうです。
そのため、歳をとると病気になりにくくなると書かれていました。
この細胞は、俗に「年寄りの免疫細胞」と言われているそうですが
がんを攻撃してくれる細胞として、知られていますよね。
あと、興味深かったのが病気はネガティブな感情によって引き起こされるとあって
その中でも、もっとも病気を引き起こす可能性の高い感情はどれ?というQで
Aの選択肢は、怯え、恨み、悲しみ、不安、後悔の5つがあります。
正解は、「恨み」でした。
なぜ「恨み」が悪いのかについても、医学的な解説があり
恨みの感情によって破滅に向かってしまった患者の例があげられていて
読むほどに、なるほどねえと、納得させられます。
時として、私も過去を振り返って、「あのときのあれが・・・」などと
がんになった原因かもしれないことを掘り起こしかけることもありますが
それをしていくと、恨みの感情が出てきてしまうことがわかっているので
いやいや、やめておこう、考えると体に悪い。
と、思っていたのが、正解だったのだとわかって、体って、すごいなと感心しました。
理不尽な事情もあるでしょうが、それでもどこかで妥協する潔さをもつことが生き延びるためには必要なのです。
本文より
「恨み骨髄」と言う表現があります。
深い恨みが骨の髄までしみとおる、という意味ですが
骨の髄に、おどろおどろしいものがめぐっていたら、体にいいはずありません。
昔の人は、恨みが体に悪いことを体感として知っていたのかもしれませんね。
ほかにも、参考になり覚えておきたいことが満載の一冊でした。
この本は、加入しているAmazonのKindle Unlimitedでダウンロードした本です。
読み放題なのですが、ダウンロード数の上限に達したら、データを削除しなければ次の本が読めないシステムです。
読み終わった本から、どんどん消していましたが
この本は、永久保存版にしようかな・・・と、考えていますし
著者のほかの本も読んでみたいので、図書館も利用してみるつもりです。