今は、インターネットが発達した時代ですから
これなんだろう?これって、どういう意味?などなど
?と思ったことは、即座に検索して知ることができます。
つい先日、ドラッグストアで若い店員さんと、少々雑談をしました。
店頭でアプリをダウンロードして会員登録していた間の雑談だったので、ネットの話になりましたが、
2000年問題はもちろん、ADSLもKDSLも知らない店員さんでした。
一般家庭にネットが普及して、まだ20年ちょっとなんですよね。
それ以前は、何かを調べるときは本が頼りでした。
そのころ、がん患者となった人は、情報収集が思うようにはいかなかったことでしょう。
情報収集することは、一概に良いことばかりではないかもしれませんが
自分の体のことを、自分で知ることができるかできないかは、大きな分かれ目です。
誰しも、自分がどういう状態なのか、どうなっていくのか
怖くても知りたいものではないでしょうか。
今は、なんでもすぐにわかります。
個体差があるとはいえ、標準治療は日本のどこの病院でも統一で採用されていますから
この治療ならこういう副作用が出て、効果が出る確率はどれぐらいで・・
調べていけば、自分がどういう経過をたどっていくかがわかります。
知ったからといって、経過が変わるわけでもないのに、とは思いますが
病気と主体的にかかわっていくためには、情報が大きな助けになると感じています。
医師に一任するのではなく、自分で自分の治療方針を決めることは、
人としての尊厳を保つのにも必要なことだと感じます。
病気になったのも治療を受けるのも自分ですから
告知が当たり前になり、情報収集が容易になったい現代のがんサバイバーである私は
時代の恩恵を受けていると感じています。