毎日暑いので、出かける用事がない専業主婦のありがたみを感じています。
もちろん、買い物とかジムとかには行きますが、着替えて電車に乗って・・という外出がないのは、ありがたいことです。
ふと、そういえば3年前、がんであることがわかり、治療を開始したのが盛夏であったことを思い出しました。
あの夏、かなり頻繁に病院に通っていましたが、暑かった記憶がありません。
たぶん、暑かったはずなんですよね。
主治医のクリニックを探しまわったときや、今通っている総合病院に初めて行ったときに、てくてく歩いていたので、暑かったはずなんですけど、まったく覚えていません。
記憶のすべては、病気の状況把握に費やされていたのかもしれません。
医師や薬剤師さんから説明されることを、覚えて帰らないといけなかったので、それだけで脳のキャパがいっぱいになってしまったのかな?
あるいは、暑さを感じないぐらい平常心を失っていたとか?
それは、ないように思いますので、次々判明する悪い結果や、さまざまな検査や治療が多すぎて、その記憶しか残っていないのかもしれませんね。
覚えていないにしても、3年経って振り返ることができているのは、幸いなことです。
これからもきっと、夏になると治療開始時のことを思い出すのだろうと思います。
治ることがない病気なので、朗報に過去の記憶が上書きされることはないにしても、振り返れる状態でいられれば幸いですね。