電車通勤という言葉はありますが、電車通院って、聞いたことありませんね。
満員の通勤電車に乗っていたころ、たまにお子さん連れのお母さんが乗ってくることがありました。
抱っこしている方や、手を引いている人、ベビーカーをたたまずに乗ってくる方もいました。
周囲の人の反応は、おおむね「迷惑だな」というものでした。
抱っこされていたり、立っているお子さんをつぶさないようにしないといけませんし、ベビーカーに至っては猛烈に場所ふさぎで邪魔です。
私も、正直に言えば「うわー、今日はハズレだ」と思いました。
でも、「こんな電車にわざわざ乗るってことは、もしかして、都心の病院に行くのかもしれない」と、ちらっと思っていたこともよく覚えています。
だからって、何かしてあげられたというわけではなく、おさないように、つぶさないように精いっぱい踏ん張っただけでしたけどね。
今、自分が電車に乗って通院する身になってみると、通勤ラッシュは、しんどく感じます。
検査があって早く行かなければいけないときを除き、各駅停車で行くようにしています。
仕事に行く人たちは、毎朝の苦行ですから、快速や急行は、その方々に譲って、のんびり向かうことにしています。
そのほうが、自分も楽ですしね。
今回は、行きに乗り換えたあと、読書に夢中になっていて乗り過ごしてしまったと思ったら、帰りには、ぼんやりしていて反対方向の電車に乗ってしまうという失敗をしました。
それでも、特に問題がないのは、通院以外の用事がないからです。
のんびり病院に行って帰ってこられる身の幸いを実感しました。
でも、次回は気を付けます。(笑)