がん治療中の患者のほとんどの方が感じていることだと思いますが、治療にかかる費用は、高いですよね。
それでも、保険適用の範囲内で治療を受けているから、これですんでるんだなと、痛感した件がありました。
夫が加入している保険組合から、年に一度、医療費の通知がきます。
その通知は、保険適用前の金額も記載されていて、そこに並ぶ数字を見ると、これを払うとなったら大変だ!と、驚きます。
3割負担ですから、当然、かかった費用の約3分の1しか払っていないことは、わかっていますが、数字で見ると実感として迫ってきますね。
日本は、国民皆保険制度が整っているので、たいていの人は保険で医療が受けられますし、高額になった医療費が一定額に減免される制度もあります。
この制度が整っていないアメリカのような国では、民間の保険に加入していないと、支払いができないため病院に行くことができないと聞きます。
がんの治療は高額になることが多いので、保険制度の恩恵を受けていることが、とてもありがたく思えます。
と、ここまでは殊勝ですが、今からだいぶ前のことですが、しゃかりきに働いていたころ、自営業をしていて国民健康保険に加入していました。
掛け金がものすごーく高くて、ヒーヒー言いながら払っていたんですが、仕事が忙しすぎて、体調が悪くても病院に行く暇がなく、国保加入時代、病院に行ったことはありませんでした。
払うばかり、もったいないし、くやしい~~!と、思ったものでした。
あのときの掛け金を今取り戻していると思うのって、あさましいでしょうか?
でも、そう思いたくなるぐらい、国保の掛け金、負担が大きかったんですよ。
今は夫が加入している保険組合のお世話になっていますが、あと1年ほどで、夫も国保に切り替わります。
今よりが高いのか、いくらかかるのか、全部夫まかせで調べていませんが、保険のお世話になれることは変わりませんので、とにかくありがたいです。