「病は気から」とは、昔から言われていることですが
がんや免疫についての本を読んでいると
「くよくよしないこと」「心配しすぎないこと」「怖がらないこと」
などなど、療養生活の心がけとして書かれていることが
たくさんの本で重なっています。
さらには、がんの原因となるものが「ストレス」で
その具体的内容として「苦悩」や「心配」「不安」などなど
思い煩うことが挙げられている本も、とても多いことにも気づきました。
これが、「病は気から」というものなんだろうなあと思います。
とある本に、「胸がふさがるような思いをした人は、乳がんや肺がんになりやすい」と書かれていました。
その理由は、胸がふさがるほど思い悩んでいると、胸部の血流が悪くなるからだそうです。
血流が悪くなることによる影響について、詳しい解説がありましたが、
そうなの?「胸がふさがる」って比喩表現じゃない?と訝しく感じました。
でも、そういえば私も大いに思い悩んで、胸がふさがるような時期を過ごしたよなあ・・
不安や恐怖で胸がぎゅーっとなることもあるしねえ、とも思いましたし
「胸がいっぱいになる」「胸がつまる」「胸を躍らせる」などなど
「胸」を含む慣用句が多いのは、
昔の人が、感情と体の結びつきを感じ取っていたからかも?とも考えました。
とはいえ、もうすでに病気になってしまいましたから
いまさら原因をつきとめたところで、結果は変わりません。
今後の展開を変えるために、「病は気から」を信用して
明るく笑って過ごすのがよさそうだなと思いますし
病気じゃなくても、そのほうが人生楽しいよねとも思います。
難しいことを考える必要はなくて
ただ単純に、一日一日を楽しく過ごすことが、
人にとっての幸せなんだろうと思います。
病気がない健康な状態であっても、楽しくない日々を過ごすなら
それは不幸なことだと考えてみると
病気になったか、なっていないかなんて、小さなことだなと思えてきます。