とうとうロシアがウクライナに侵攻し、戦争になってしまいました。
「戦争反対」は、万人の共有するところでしょうから
改めて言うことでもありませんが、病気になってみて
戦禍や災害の報に触れたとき、感じることが変わりました。
母親になったとき、小さなお子さんがいるお母さんに思いを馳せるようになったと同様に
自分と同じく、治療で命をつないでいる人の身の上が気になるようになりました。
今現在の私の病状は、しばらく薬が手に入らなかったからといって
急激に症状が悪化するわけではありませんが
緊急の手術、化学療法、その他透析やインスリン注射などなどが必要な人にとって
日常の秩序が失われることが、どれだけ大変なことなのか
それが、ようやくわかるようになりました。
わかったからといって、何ができるわけでもありません。
それでも、わかることが増えたのですから
きっと何かに役立つときが来ると思います。
それはきっと、身近な人への支援・・というと大げさですが
思いやりのある言動に結び付く程度が関の山なのでしょうし
自分自身も、支援が必要になる可能性が高いのですけれど
それでも、だいじな心掛けを学んだのは、確かです。
だからって、がんになってよかったとまでは思いませんが
がんもまた、私の人生経験のひとつなんだなとは感じます。