私が抗がん剤治療を始めたとき、初日に抗がん剤を点滴投与して、その翌日、もう一度病院に行っていました。
ジーラスタという、白血球の減少をおさえる注射をしてもらうためにだけ通院する必要があったのです。
同じ日ではなく、一定時間空けて注射することで効果がある薬だったため、2日続けて通院するしかない治療でした。
しかし!なんと!これが、通院の必要がなくなっていたことを知りました。
「ジーラスタ(R)皮下注3.6mg ボディーポッド」というものが国内販売開始されたことにより可能になったのです。
このジーラスタ(R)皮下注3.6mg ボディーポッドは、病院で体のどこか(どこなのかは不明)取り付けてもらっておくと、薬剤が約27時間後に自動で投与される機能を搭載しているんだそうです。
注射(のようなもの)をさしっぱなしにしておき、薬剤投与後は、注射器を自分で抜去する仕組みのようです。
お風呂に入ったり着替えたりするとき、不便があるかもしれませんが、通院の必要がなくなるのは、大きな負担減です。
通院に使う体力はもちろん、細かいことですが、交通費の削減にもなります。
私は幸い、電車だけで通えましたが、しんどすぎて、タクシーを使っちゃう人もいそうな抗がん剤治療ですから、ありがたい進歩ですよね。
ジーラスタをまた注射してもらう日は、来ないにこしたことはありませんが、万が一、そんな日が来てしまったとしても「前回より楽だわ~」と思えるだけで、気持ちが前向きになれそうです。