記事タイトルは、中山祐次郎さんの著書名です。
現役医が決して口にしない真実は?2人に1人がかかる病に迫る。家族が告知されたら真っ先に読む本!
BOOK」データベースより
中山祐次郎さんは、ドラマ化もされた小説「泣くな研修医」の著者でもあります。
「泣くな研修医」も、とてもおもしろく、読みやすい小説でした。
医師といえども、デビューしたてのときは
こんなにも何もできないんだなあと感心してしまったり
患者に寄り添ってともに闘病してくれることが
何よりありがたいことだと思ったりしながら読みました。
きっと心の優しい著者なんだろうなと、思ったとおり
患者とその家族への思いやりに満ちた一冊です。
私の想像ですが、この先生は医療の現場への怒りを感じていらっしゃるのでしょう。
医療って、そうじゃないだろうという違和感を
いろいろ感じてらっしゃっているからこそ
患者が読んで、うれしくなるような本が書けるのだろうと思います。
私が、最も心に残った一説です。
だから、がんにかかることは、雨降りのように自然なこと。
あなたも悪くないし、誰も悪くない。
あのときこうしていれば良かった、ということはないのです。
くれぐれも、ご自身を責めないでください。
最後の〆に書かれていたことです。
手元に置いておきたくなる一冊でした。
「泣くな!研修医」には続編
「逃げるな新人外科医 泣くな研修医2」があります。
この続編は、読んだことがありましたが
さらにその続編が出版されていたのは、知りませんでした。
「走れ外科医 泣くな研修医3」
ちかぢか、読んでおきたい一冊です。