温泉に行ってきました。
リラックスすること、体を温めることは、
免疫力アップに効果ありとされています。
半面、悪性腫瘍は温泉に入ることが禁忌とされていた時代もありました。
これは、かつてがん患者が、温泉療法によって症状を悪化させた結果によるものだそうです。
温泉地は遠くにあるため、そこまでの移動で体力を消耗してしまったり
状態が悪くなったとき、病院が遠く十分な治療が受けられなかったりと
交通の便や医療体制などが、現代とはまったくちがう時代の話です。
温泉に入ることによって、身体に悪い影響を及ぼす可能性が高い病気を示す
「禁忌症及び入浴又は飲用上の注意事項」が平成26年に改正されましたが
まだ、「進行した悪性腫瘍」は、禁忌症に含まれています。
温泉の脱衣所などに貼ってありますが、
「進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合」とありますので
体力に問題なければ、入浴しても大丈夫のようです。
ただ、入浴はたしかに体力を奪うので、
入りすぎには注意が必要かなと実感しています。
「がんに効く温泉」というのは、医学的には存在していないようですが
リラックスすることを目的に、長時間になりすぎない程度の入浴で帰って来ました。